Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.193 Zeichen · 131 Bildschirme
独立、自己を立てることが、生存の唯一の光明となる。職業婦人が増え、利己的な息子が明かに増加するのは、相互的関係に於て、親が、無智から、極度まで親心の幻滅を与えることにもよるのではないか。
日本が、過去五十年昔まで親と云うものの位置をオール・マイティーに保って居たに拘らず、僅か二三十年の間に、若い時代に対し、正反対の地位に立つ徴候のあるのは、昔の関係が、不自然な程、強制的であった大きな反動とも思われる。
第三。若者の人生観は、自分に驚きを与える程、鮮やかな輪廓を持つ。性格の弱い、透徹した思惟力を持たない者には、決して、「果して此那になるものだろうか」と疑いを生ぜしめる丈活々した、よき意味での想像の世界を生み出すことは出来なかろう。
此を訳した平塚さんの心の芯を感じ、打れた。彼女の生活の実際や、周囲の有様を考えると、此書につながる心の必然さに於て、感深いものがある。彼女も一人の、悩める女性であり、母である。自分としては、寧ろ、訳者の心持に、多く芸術的素材を直覚する。
◎
人間が、真個に正直になるのは容易ではない。
四五日前、痛感したこと一つ。