Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ばいりせんせいぎょうじょうき

梅里先生行状記

吉川 英治

Lisez 梅里先生行状記 (ばいりせんせいぎょうじょうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 209 260 caractères · 418 écrans

Aozora Bunko

嫌というのか」

「すると……ばくちですな」

「いかにも」

「賭博は国法で天下に禁じてあるはずですが」

「知れきったことを」

「それを白日の下で、しかも往還に近い街道すじでやれるのでござるか」

「やれるから、やるのだ」

「役人が参りませぬかな」

「役人。……役人などはおれたちの飲み友達だ。それに今年が初めてじゃなし、ちゃんと、渡りがついておる」

「……ふふむ」

介三郎は感服のていを示して、敢て、それ以上はいうことを好まぬように、

「では。おやりなさい」

「いいな。むむ」

と、顧み合って、

「あの空小屋も借りるぞ。また蓆掛けを足すから、この辺にも、ずっと、露店の物売りが並ぶだろう。まあ三日間は、仕事のほうは、休んでくれい」

「工事は休めぬ。職人どもの仕事はこれにて続けておるから、そちらは、こっちにかけかまいなく」

「でも、雑沓するぞ」

「まさか、墳墓の地域にまで、混雑はして来ますまい」

「小屋のまわりと、通り道だけだが」

「しからば、ご随意に」

「はなしは、まとまった。……おういっ、親分」

手をあげて、彼方をさしまねくと、花隈の熊と、生田の万は、まるで亀石みたいな大きな顔を持ってのそりと歩いて来た。