Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 139 230 caractères · 280 écrans
五
「そこですよ、親分」
「源次が殺されるまでは、どうかしたら真物の駆落かと思ったが、お前の話を聴いているうちに、俺にはどうも恐ろしい悪企みの匂いがして来たよ。悪事を知った源次を殺して口を一つ封じたのは仕事の山が見えたからだろう」
「…………」
「お組は源次の細工や思い付きで隠したのでないことは、渡り中間の勝負好きな源次が、お早夫婦へ仕送りから礼金までキチンと払ったことでも判っている。林太郎様がお組を隠させたのなら一と月も逢わずにいるはずはないし、これはやはり黒頭巾を冠ったのが筋を引いて、若様とお組を別々に隠させ、頑固一徹な父親をけしかけて自分たちに都合の好い跡目を拵え、万事片付いた上で、若様とお組を殺す心算に違いあるまい。あんまり早まって殺すと、万一跡取りが出来ないために、庄司家が取潰しになっちゃ元も子もなくなるから、跡取りが決って安心となるまでは、お組はとにかく若様を殺す気づかいはない――」
平次はここまで推理を辿ると、この後の方針が次第にはっきり立って来るのでした。
「親分」
ガラッ八は獲物の匂いを嗅いだ猟犬のようにいきり立ちました。
五
「お屋敷に、御奉公していた源次という男が昨夜谷中で殺されました。