Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

Lisez 三国志(三) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 312 452 caractères · 628 écrans

Aozora Bunko

――そこで彼は次の日から、西門に主力をそそぎ、自分もそこに立って、躍起と攻め始めたものでしょう」

「東南門の巽の口を、攻め口ときめておりながら、なぜ西門へ、あんな急激にかかってきたのか」

「偽撃転殺の計です。――つまり西門に防戦の力をそそがせておいて、突然巽の門をやぶり、一殺に、宛城を葬らんとする支度です」

張繍は聞いて、慄然、肌に粟を生じた。

「それがしにお任せください」

賈※(「言+栩のつくり」、第3水準1-92-6)は、直ちに、それに備える手筈にかかった。

この城中に、賈※(「言+栩のつくり」、第3水準1-92-6)のあることは、曹操も疾く知っている。また賈※(「言+栩のつくり」、第3水準1-92-6)の人物も、知りぬいているはずである。

――にもかかわらず、

曹操ほどな智者も、自分の智には墜ちいりやすいものとみえる。

彼は、その夜、西門へ総攻撃するようにみせかけて、ひそかによりすぐった強兵を巽にまわし、自身まッ先に進んで、鹿垣、逆茂木を打越え、城壁へ迫って行ったが、ひそとして迎え戦う敵もない。

曹操は、快笑して、

「笑止や。わが計にのって、城兵はみな西門の防ぎに当り、かくとも知らぬ様子だぞ」