Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はなもかたなも

花も刀も

山本 周五郎

Lisez 花も刀も (はなもかたなも) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 364 caractères · 178 écrans

Aozora Bunko

「どうしてだ」

「必ず先生にとばっちりがきますよ、富原という人はそういう人なんです」

幹太郎は二人に「帰っていい」と云った。

久三郎は半刻ほどして戻って来た。富原惣兵衛は面会を承知した。

「夕食のあとで来い」と云ったそうである。また野口は目付役の渡辺又兵衛に預けられている、と報告した。

「女はどうしている」

「わかりません。富原さんが引取ったそうですが、それからどうしたか誰も知らないようです」

久三郎はそう答えたが、富原老職がその若い妻を咎めないだろうこと、女の罪は不問に付されるだろうことは(まえからの)彼の口ぶりで明らかであった。

幹太郎は「野口に会いたい」と云った。惣兵衛と面会するまえに野口と会い、野口が女から誘惑された、という事実を確かめておきたかったのである。幸い、久三郎は渡辺又兵衛と親しそうで「頼めば便宜を計らってくれるかもしれない」と云った。しかし、それには早いほうがいい、というので幹太郎はすぐに袴をはき、久三郎といっしょに渡辺の住居を訪ねた。

又兵衛は三十歳ばかりで、躯つきの小柄な、実直そうな男だったが、久三郎の話を聞くと、ちょっと難色をみせただけで「よろしい」