Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Leggi 三国志(一) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 309.839 caratteri · 622 schermate
「オオ。いい塩梅に、すぐ薬が効きました。これでさっぱりしたでしょう」
「ああ、苦しかった」
「もうお生命は大丈夫です」
「……ひどい目に遭った」
「あなたもあなたです。いくら妾がご注意しても、李司馬を信じきっているから、こんなことになるんです」
「もう分った。われながら、おれはあまり愚直すぎた。よろしい、李司馬がその気なら、おれにも俺の考えがある」
蒼白になった額を、自分の拳で、二つ三つ叩いていたが、やにわに室を躍りだしたと思うと、郭※(「さんずい+巳」、第3水準1-86-50)は、その夜のうちに、兵を集め、李司馬の邸へ夜討をかけた。
李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)の方にも、いちはやく、そのことを知らせた者があるので、
「さては、此方を除いて、おのれ一人、権を握らんとする所存だな。いざ来い、その儀ならば」
と、すでに彼のほうにも、充分な備えがあったので、両軍、巷を挟んで、翌日もその翌日も、修羅の巷を作って、血みどろな戦闘を繰返すばかりだった。
一日ごとに、両軍の兵は殖え、長安の城下にふたたび大乱状態が起った。――その混乱の中に、李司馬の甥の李暹という男は、