Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Leggi 三国志(一) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 309.839 caratteri · 622 schermate
洛陽落日賦
一
この日の激戦は、かくて引き別れとなった。世に伝えて、これを虎牢関の三戦という。
洛陽落日賦
一
味方の大捷に、曹操をはじめ、十八ヵ国の諸侯は本陣に雲集して、よろこびを動揺めかせていた。
そのうちに、討取った敵の首級何万を検し大坑へ葬った。
「この何万の首のうちに、一つの呂布の首がないのだけは、遺憾だな」
曹操がいうと、
「いや、張飛や関羽などという雑兵に負けて逃げるようでは、呂布の首の値打ちも、もう以前のようにはない」と、袁紹は大きく笑った。
勝てば皆、軍は自分ひとりでしたように思い、負ければ、皆負けた原因を、他人に向けて考える。
凱歌と共に、杯を挙げて、一同はひとまず各※(二の字点、1-2-22)の陣地へもどった。すると、誰か、
「待ち給え袁術」と、一人の将軍を呼び止めた者がある。
袁術は、袁紹の弟で、兵糧方を一手に指揮している者だ。誰かと思ってふりかえると、それは、さきに水関の第一戦で惨敗を喫してから後、常に、陣中でもうけが悪いので肩身せまそうにしていた長沙の太守孫堅だった。
「やあ。孫堅か。足下も陣地へ引揚げるところか」
「いや、貴公の陣地へ、わざわざ貴公を訪ねて来たのだ」