Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Leggi 三国志(五) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 325.249 caratteri · 653 schermate
時に、わが君劉玄徳には、その血液に漢室の正脈をつたえ、その義においては、救世の実を天地に誓う。すなわち中山靖王の後裔におわし、現皇帝の皇叔にあたられる。いわんや、荊州の故主劉表とは、血縁の間柄にて、わが君の義兄たり、いまその血統絶え、荊州に主なきにあたって、義弟とし義兄の業を承け継ぐに、何の不義、何の不可とする理由があろう。――ひるがえって、呉侯孫権の素姓をたずぬれば、もとこれ銭塘の小吏の子たるに過ぎず、なんら朝廷に功もなく、ただ呉祖の暴勇に依って、江東六郡八十一州を横奪し得たるにとどまる――。今、孫権その遺産をうけて、何の能もなきに、さらに、慾心を驕り、荊州をも呑まんとするは、身のほど知らずも甚だしい。思え、君臣の統を論ずるなら、わが君の姓は劉、汝の主人の姓は孫、大漢は劉氏の天下たるを知らないか。よろしく百歩の田地をわが君に乞うて、身を農夫と卑下るのが孫権の安全な途というものである。――さらに、赤壁の大捷が誰の功によるか、という問題になれば、なお大いに議論があるが、それはいわぬことにする。敢て、ここではいわぬことにしておく」
二
弁は水の流るる如く、理は炎の烈々たるに似ている。