Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Leggi 三国志(五) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 325.249 caratteri · 653 schermate
火水木金土
一
「馬超を生かして還すな」と、ひしめいた。
西涼軍の一将成宜はこのとき魏の夏侯淵に討たれ、そのほかの将士もおびただしく傷つけられた。馬超、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳、馬岱など、火花をちらして善戦したが、結局、敗退のほかなかった。
かくて、西涼軍と中央軍とは、渭水を挟んで一勝一敗を繰り返し、勝敗は容易につかなかった。
火水木金土
一
渭水は大河だが、水は浅く、流れは無数にわかれ、河原が多く、瀬は早い。
所によって、深い淵もあるが、浅瀬は馬でも渡れるし、徒渉もできる。
ここを挟んで、曹操は、北の平野に、野陣を布いて、西涼軍と対していたが、夜襲朝討ちの不安は絶え間がない。
「曹仁、早くせい」
曹操は常に急き立てていた。
半永久的な寨の構築をである。曹仁は、築造奉行となって、渭水の淵に船橋を架け、二万人の人夫に石材木を運搬させ、沿岸三ヵ所に仮城を建つべく、日夜、急いでいた。
西涼の馬超は、知っていたが、
「まあ、造らせておけ」
そして工事が八、九分ぐらいまでできたかと見えたところで、
「それ、焼討ちにかかれ」と、河の南北からわたって、焔硝、枯れ柴、油弾などを仮城へ投げかけ、河には油を流して火をかけた。