Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Leggi 三国志(五) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 325.249 caratteri · 653 schermate
留守の鍾はもう逃げ出している始末、罵り合ってみたものの追いつかない。曹洪、徐晃も支え得ず、関の守りを捨てて走った。
馬超、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳、韓遂、馬岱、万余の大軍は関中を突破すると、潼関の占領などは目もくれず、ひたすら潰走する敵を急追して、「殲滅を加えん」と、夜も日も、息をつかせず、後から追った。
曹洪も徐晃も、途中多くの味方を失い、わずかに身ひとつのがれ得た有様である。――が、許都へさして落ちる途中まで来ると、許都を立ってきた本軍曹操の先鋒に出会い、からくもその中に助けられた。
曹操は、聞くと、
「すぐ連れて来い」と、中軍へ二人を呼び、そして軍法にかけて、敗戦の原因を糾問した。
「十日の間は、かならず守備して、うかつに戦うなと命じておいたに、なぜ軽忽な動きをして、敵に乗ぜられたか。曹洪は若手だからぜひもないが、徐晃もおりながら、何たる不覚か」
叱られて、徐晃は、ついこう自己弁護してしまった。
「おことばの如く、切にお止めしたのですが、洪将軍には、血気にまかせて、頑としてきかないのでした」
曹操は、怒って、
「軍法を正さん」と、自身、剣を抜いて、従弟の曹洪に、剣を加えようとした。