Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Leggi 三国志(五) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 325.249 caratteri · 653 schermate
いま予と水火の争いをなす者は誰か」
「曹操こそ最大の敵です」
「その曹操を敵として戦うに、これまではすべて彼の反対をとって我が方略としていた。彼が急を以てすれば、われは緩を以てし、彼が暴を行えば、我は仁を行い、彼が詐りをなせば、我は誠を以てして来た。それを自ら破るのがつらい」
「はて。意を得ませぬが」
「張松、法正、孟達たちのすすめにまかせて、蜀に伐り入らんか、当然、劉璋は亡び去ろう。彼は、いつもいうように、わが族弟。玄徳、同族の者をあざむいて蜀を取れりといわれては、予が今日まで守ってきた仁義はなくなる。小利のため、大義を天下に失うはつらいというのだ」
※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統は一笑に附していう。
「火事場の中で、日頃の礼法をしていたら、寸歩もあるけますまい。あなたのおことばは天理人倫にかなっていますが、世はいま乱国、いわば火事場です。晦きを攻め、弱きを併せ、乱るるは鎮め、逆は取って順に従わす、これ兵家の任です。また民の安息を守るものです。蜀の状態はいまやそれに当っている。天に代って事を定め、事定まった上、報ゆるに義を以てしてもよいでしょう。