Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Leggi 三国志(一) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 309.839 caratteri · 622 schermate
恐れて、すぐ賂を送った者もあるが、皇甫嵩と、朱雋の二将軍などは、
「何をばかな」
と、一蹴したので、十常侍たちはこもごもに、天子に讒したので、帝はたちまち、朱雋、皇甫嵩のふたりの官職を剥いで、それに代るに、趙忠を車騎将軍に任命した。
また、張譲その他の内官十三人を列侯に封じ、司空張温を大尉に昇せたりしたので、そういう機運に乗った者は、十常侍に媚びおもねって、さらに彼らの勢力を増長させた。
たまたま、忠諫をすすめ、真実をいう良臣は、みな獄に下されて、斬られたり毒殺されたりした。
従って宮廷の紊れは、あざむかず、民間に反映して、地方にふたたび黄巾賊の残党やら、新しい謀叛人が蜂起して、洛陽城下に天下の危機が聞えてきた。
この動乱と風雲の再発に、人の運命も波浪にもてあそばれる如く転変をきわめたが、たまたま、幸いしたのは、前年来、不遇の地におわれて、代州の劉恢の情けにようやく身をかくしていた劉備玄徳であった。
三
黄匪の乱がやんでからまた間もなく、近年各地に蜂起した賊では、漁陽(河北省)を騒がした張挙、張純の謀叛。長沙、江夏(湖北省・麻城県附近)あたりの兵匪の乱などが最も大きなものだった。