Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Leggi 三国志(五) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 325.249 caratteri · 653 schermate
――先生が孫権とお会いになったら、かならずいろいろな質問が出ましょうが、曹軍の内容については、何事も知らぬ態をしておられたほうが得策かも知れませんな」
「どうして?」
孔明は、魯粛の肚を読みぬいているように、にやにや笑っていた。
「いや、どうといって、べつに深い理由はありませんが、あまり詳しいことを述べると、そう敵の内容をつまびらかに知っているわけはないから、曹操と同腹して、呉を探りに来たのではないか――などと疑われるおそれもありますからな」
「ははは。そんなお人ですか、孫将軍は」
魯粛はかえって赤面した。とうてい他人の入れ智慧などにうごかされる人物ではないとみて、魯粛もその後は口をつつしんだ。
やがて船は潯陽江(九江)の入江に入り、そこから陸路、西南に陽湖を望みながら騎旅をすすめた。
そして柴桑城街につくと、魯粛は孔明の身をひとまず客館へ案内して、自身はただちに城へ登った。
府堂のうちでは折しも文武の百官が集まって、大会議中のところだった。魯粛帰れり! とそこへ聞えたので孫権は、
「すぐ、これへ」と、呼び入れて、彼にも当然、一つの席が与えられた。
孫権は、さっそく訊ねた。