Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Leggi 三国志(五) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 325.249 caratteri · 653 schermate
「どうか先生の含蓄をもって、不備な点は、遠慮なく指摘してもらいたい」
と、いったが、※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統は、かぶりを振って、
「決して、美辞甘言を呈し、詐って褒めるわけではありません。いかなる兵家の蘊奥を傾けても、この江岸一帯の陣容から欠点を捜し出すことはできないでしょう」
曹操はことごとくよろこんで、さらに、彼を誘って、丘を降り、今度は諸所の水寨港門や大小の舟行など見せて歩いた。
そして、江上に浮かぶ艨艟の戦艦二十四座の船陣を、誇らしげに指さして、
「どうですか、わが水上の城郭は」と、意見を求めた。
ああ――と※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統は感極まったもののごとく、思わず掌を打って、
「丞相がよく兵を用いられるということは、夙に隠れないことですが、水軍の配備にかけても、かくまでとは、夢想もしていませんでした。――憐むべし、周瑜は、江上の戦いこそ、われ以外に人なしと慢心していますから、ついに滅亡する日までは、あの驕慢な妄想は醒めますまい」
やがて立ち帰ると、曹操は営中の善美を凝らして、ふたたび歓待の宴に彼をとらえた。そして夜もすがら孫呉の兵略を談じ、また古今の史に照らして諸家の陣法を評したりなど、興つきず夜の更くるも知らなかった。