Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

Leggi 三国志(五) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.

N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 325.249 caratteri · 653 schermate

Aozora Bunko

いま天下に縦横し、ここ江南に臨んで強大の呉を一挙に粉砕せんとし、感慨尽きないものがある。ああ大丈夫の志、満腔、歓喜の涙に濡る。こよいこの絶景に対して回顧の情、望呉の感、抑えがたいものがある。いま予自ら一詩を賦さん。汝らみな、これに和せよ」

彼は、即興の賦を、吟じ出した。諸将もそれに和して歌った。

その詩のうちに、

月は明らかに星稀なり

烏鵲南へ飛ぶ

樹を遶ること三匝

枝の依るべきなし

という詞があった。

歌い終った後、揚州の刺史劉馥が、その詩句を不吉だといった。曹操は興をさまされて赫怒し、立ちどころに剣を抜いて劉馥を手討ちにしてしまった。酔いがさめてからそれと知った彼はいたく沈痛な顔をしたが、その後悔も及ばず、子の劉煕に死骸を与えて厚く故郷へ葬らせた。

鉄鎖の陣

一

数日の後。

水軍の総大将毛、于禁のふたりが、曹操の前へ来て、謹んで告げた。

「江湾の兵船は、すべて五十艘六十艘とことごとく鎖をもって連ね、ご命令どおり連環の排列を成し終りましたれば、いつご戦端をおひらきあるとも、万端の手筈に狂いはございません」

「よし」

すなわち曹操は、旗艦に上がって水軍を閲兵し、手分けを定めた。