Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
Leggi 三国志(五) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 325.249 caratteri · 653 schermate
何ヲ慮リ何ヲカ望マン。冥々滅々、霊アラバ我心ヲ鑑ラレヨ。此ヨリ天下再ビ知音無カラン。嗚呼痛マシイ哉。
読み終ると、孔明は、ふたたび地に伏して大いに哭き、哀慟の真情、見るも傷ましいばかりだったので、並びいる呉の将士もことごとく貰い泣きして、心ひそかに、皆こう思った。
(周瑜と孔明とは、たがいに仲が悪く、周瑜はつねに孔明を亡き者にしようとし、孔明もまた周瑜に害意をふくんでいると聞いていたが、……この容子ではまるで骨肉の者と別れたような嘆き方だ。察するところ、周瑜の死は、まったく孔明のためではなく、むしろ周瑜自身の狭量が、みずから求めて死を取ったものだろう。どうもそれでは致し方もない……)
初めの殺意は、かえって、後の尊敬となって、魯粛以下、みな引き留めたが、孔明は長居は無用と、惜しまれる袂をふり切って、その日のうちにすぐ船へ帰って行った。
ところが、ここにただ一人、城門の陰から見え隠れに、孔明のあとをつけて行った破衣竹冠のみすぼらしい浪人者があった。
二
魯粛は、江の岸まで孔明を送ってきた。
別れて孔明が、船へ乗ろうとした時である。竹冠の浪人は、
「待てっ」