Classici giapponesi con furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 241.861 caratteri · 480 schermate
いったい、片手大上段、片手青眼などといって、刀を片手に取ることは、めずらしくない。しかし、それらはみな剣道定法のひとつで右片手です。
ところが、左膳は、右腕は肩からないんだから、左腕左剣……これは相手にとって、恐ろしく勝手の違うものだそうで、三寸にして太刀風を感じ、一寸にして身をかわし、また、敵のふところ深く踏みこんで、皮を切らして肉を斬るといった実戦の場合になると、左剣に対してはそれだけの用意をもって臨まなくては微妙な刀の流れ、角度など、とっさの判断と処置をあやまって、えて遅れをとりやすいと言われております。五分五分の剣技なら、まず、左剣手のほうに勝味がある。
いわんや、剣鬼左膳……。
その、天下に冠たる左手に握られた、大業物、濡れつばめです。
「おいっ、チョビ安、血を浴びるなよ!」
と、おめいたのが掛け声――風間兵太郎の首が、バッサリ! 音を立てて筵にぶつかった。皮一枚で胴とつながったまんまで……。
一瞬間、縦横に入り乱れた斬っ尖に、壁や天井代りの筵が、ズタズタに切り裂かれて、襤褸のようにたれさがった。
その破れから、左膳はヒョロリと外へ抜け出て、