후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
で廿三歳、ミュンステル出生、となっているのでも推定される通りに、ハアルマンは、十代の少年のみならず、二十歳を越した、美少年としては些か薹の立った者をも嗜んだのであるから、ハアルマンとハンス・グランスとの交渉も、初めは、ハアルマンが、矢張り××と×肉売りの目的から、グランスをノイエストラッセの自宅の肉屋へ伴れ込んだのだったが、グランス自身同じ方面の変態性慾者だったので、大いに意気投合して、其の夜からグランスは女房気取りにずるずるべったりノイエストラッセの「人肉屋」に腰を据えることになったのだった、グランスは小指の先が埋まる程の靨を有つ神経質に蒼白い顔をした、牝鹿のような眼の美少年――でもない、美青年だった。鳥渡文学青年みたいなところもあって、一度も掲載されないのに始終会体の知れない詩などを書いてはハノウヴァの新聞に投書していたと言うから、われわれは、よくある斯うした型の青年を眼前に想描するに難くない。この色白で痩せぎすのグランスが「妻」で、肥ってにこにこしている赫ら顔のハアルマンが「亭主」格だった。二人で例の文字通りの×肉屋を経営することになったのだが、実際この男同士の夫婦は、それでも好くしたもので、全く世の常の夫婦に似た組合わせであった。