후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
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それきり出て来ないのだ。
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この、ベル・ガンネス夫人の車上の会話は、相手変れど主かわらずで、五年間打ち続けた芝居の科白として、フレデリック・コウツにも、ホレイス・J・マッキンタイア教授にも、伊太利人トマソ・ラノにも、ケネス・オハラ画伯にも、その他無数の「応募者」に、夫れぞれの人柄に応じて適当に用いられたものである。
そして其の誰もが、欣々然とガンネス農園の一軒家へ伴れ込まれたきり、再び姿を現さない――。
「動こうたって動かさないことよ」
凄い愛撫の言葉だが、多くの場合、屍骸はあんまり動かないものだ。
一体何人の、いや、何十人の「相当以上の資財ある紳士」が、この「美貌の寡婦」に、「財産と人生」を、つまり、「上衣の胴裏に縫いつけた紙幣と生命」を、「併合」されて終ったのか――惨殺された男の数になると、確かなことは判っていない。
三十七個の完態を備えた人骨が、「風光明媚にして収穫多き農園」の土中から発掘された。コウツもヘルグラインも、老教授も伊太利人も、オハラ画伯も、そのなかに居るのだが、僅かに残っている着衣の破片等で識別するほか、骨では何うしようもない。