일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

ところが、妙なもので、一緒に笑ってみると、言葉は通じなくても、笑いの中には万国共通の一脈の人情味が漂う。人々は多分にものずきな好意をもって改めて女を見直した。

ぽっちゃりした瓜実顔、いささか浅黒い皮膚、調和を破るほど大きな、水っぽい眼、身長約五呎二吋、小柄ですらりとしている。ちょいとした美人だ。白のモスリンの襞飾を襟に巻いて金で縫取りをした黒い絹の着物――というと聞えはいいが、その金は剥げ、黒の色も褪せて汚点だらけ、それも、白く砂埃りを浴びて縒れよれになっている。おまけに、すこしも身体に合っていないでぶくぶくなのだ。貧弱な木綿の肩掛けを二枚、勿体らしく前後に垂らして、頭はと見ると、印度人の頭巻布というやつだが、細かく観察すれば、それにすこしくアラビヤ風を加味した形で、荒い縞の布地を塔のように高くぐるぐる巻いている片方の端が、裾に届くほど長く下って、頭布の下に金貨飾が覗いているのだ。変ないでたちだが、ひどく上品なところがある。そして非常に人なつっこい。

まぎれもない東洋の女だ。性格的な感じである。眼に智的な閃きを見せて、恰好のいい、だがちょっと猶太人めいて分の厚い鼻、口びるは大きく、強く、しじゅう微笑していて、全体に好人物らしい触点をあたえている。