일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

斯う聞いてみると穏かでないが、その時シュワイツア夫人の受けた印象は、その二人の女は何かの手違いで自分の家から締め出しを食わされた様子で、這入れないので困りながら噪気ぎ切っている。むしろ面白がって大騒ぎをしている風だったから、シュワイツア夫人も深く気に留めなかったのだった。その後一週間程のあいだ、引き続いて隣りの六一五番に人の気配がするのをシュワイツア夫人は時どき認めたと言っている。が、近処との交際など真平御免といったように階下は、窓も窓掛けも始終閉ざし切りで、僅かに二階の窓が開いているので依然人の住んで居るらしいことを知る丈けだった。シュワイツア夫人は、これ以外隣家については、何も知らないのである。ただ、何うも此の六一五番という家が臭い――チャアルス・ガフ刑事は、しきりにそんな気がして、再び其の玄関へ引っ返して扉の工合いなどを調べていると、ふと眼に留まったのだ。

石段の上の入口敷物の下に、瓦斯会社の請求書が挟めてある。集金人が留守に来て、其処へ押し込んで行ったのだろう、引き出して見ると、F・フランシス夫人―― Mrs. F. Frances ――という人に対して瓦斯料金の支払を求めているのだ。