일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うんせききこう

柳宗悦 民藝紀行

柳 宗悦

柳 宗悦의 柳宗悦 民藝紀行(うんせききこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,050자 · 276화면

아오조라 문고

だが私たちは次のことを知ることが出来た。代々船箪笥や土蔵の金具を作って来たが、先年八十四歳で父親が死に今は自分が仕事を継いでいるが、もう昔のようないい仕事を求める人がいなくなったことを話した。思い設けぬ妙な客にさぞ奇異な感を抱いたことであろう。「何かもっと品物を見せてくれないか」、爺さんは余り探そうともせず、そんな物を何にするのかと不思議がるように見えた。私たちは床の上に行儀よくしかし錆つかせたまま並べてある道具類を踏むのを許してもらって、店の奥から見事な、一個の大作を引き出すことが出来た。(これはやがて民藝館に陳列されるであろう)。求められるままに金子を支払った時、爺さんは事の外悦んだように見えた。吾々も思わずこの店を知ったことをどんなに悦んだことか。帰りがけに名を尋ねたら、ゴム印で捺した紙切れをくれた。それにはこうあった。酒田市十王堂町弐八金具店白崎孫八。

これはおそらく船箪笥の金具を作った最後の工人ではあるまいか。しょんぼりした店の構え、もう年老いた彼の体、埃と錆とに包まれた品物、何もかももう過去に属して、行く末は長くはないと思える。誰もあの見事な彫のふっくらした金具を需めはしなくなった。