일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면

아오조라 문고

何とは知らず、ただ、

「やっ?」

「なんだっ」

廻廊の僧衆が、総立ちとなると同時に、広庭いっぱいの群衆が、わっと揺れ返って躁ぎ出した。

人間が最も敏に知る血臭いものが、墨のように、何処とはなくサッと流れた。毘沙門堂からすぐ上の峰道には、一つの柵がある。麓の沙汰人が、交代で山番に来ていた。祭中はわけても厳しくというので、六波羅の侍が幾十人か山へ来て、各所の柵で目を光らせていたはずだった。

その番人たちが、血まみれになって、逃げて来たのである。

そして、大声でこう喚いた。

「稚子がひとり逃げたぞっ。――水干を被った稚子がっ」

稚子と聞くと、

「遮那だ!」

一山の法師は、口をそろえて云った。常々考えていたところは誰も同じだったのである。けれど、十六にもなって、まだ駄々っ子そのままな、何の大人げもついて来ない牛若を眼に見ているので、

(いつかはこんな事が)

と予感しながらも、つい彼の腕白ぶりに、余り子供に見過ぎていた。

「それっ、捕まえろ」

騒ぎ立つと傷負の番人たちはまた、

「ひとりではないぞ。腕ぶしの強い男がついている。油断召さるな」

と、駈けゆく法師たちの後ろから注意を送った。