후리가나로 읽는 일본 고전
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みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
二
と念願しながらつい果さずに過ぎて来た宿題を、解決しようと、勇を鼓して、ここへやって来たわけだった。
もう三年も前になるが。
知恩院の光厳をつかまえて、すでにある秘密の端緒をつかみかけた事もあったが、その折、光厳が次の夜ここでもう一度落会った上、一切を打明けるとの事に、うっかり信じて翌晩を待っていると、光厳は次の日、知恩院の裏山で、見事に自害していた。
死人に口なしだった。それなり終るしかなかったが、一度抱いた野望と、鞍馬への疑惑とを、光厳の死ぐらいで、思い止まる吉次では元よりなかった。
二
渋谷金王丸は、鎌田三郎正近とふたりで、巨きな岩に腰をかけていた。
この僧正ヶ谷で、仲間が落会う時は、いつもここと場所は極まっているようだった。四方の峰は太古のままな松杉だった。天狗の祠という魔王堂はその一峰にある。二人の足もとを行く渓流は、奇岩乱石を噛んで、その吠える声でこの谷間は蔽われていた。
「…………」
ふたり共、黙然としていた。金王丸は星を見つめ、三郎は水を見ていた。どっちも多感な境遇にあった。平治の乱以来、明るい陽の下を大手を振っては歩けない源氏の残党と呼ばるる者だった。