후리가나로 읽는 일본 고전
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みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
三
小松谷の灯、六波羅の灯、泉殿の灯、武者屋敷や役所の灯、平家の一門眷族の館々の灯、神社仏閣の灯々々々、宝石でも撒いたようである。――ああ盛んなものだなあと彼の叛骨も、腹の底ではうめくばかりだった。
すると、そのうちに。
「……おや?」
と、彼は眼を近く移した。
誰もいないと思っていたすぐ下の河原に、人影が立ったからである。細っこい法師のように思われるのは誰か、人待ち顔に見まわしたが、誰も河原へ降りて行く者もなかったのでまた、元のように石ころの間へ、河鹿のように、腰を下ろしてしまった。
「誰を待っているのだろ?」
若い法師だけに、吉次は、好奇心を起して、美しい京女でも、相手に現れれば、これは見ものになるが――などと想像を逞しゅうしていた。
三
彼の期待には反して、河原に待つその法師へ、やがて同じ河原づたいに歩いて来て、小声をひそめ、
「……光厳か」
と、呼びかけた者は、夜目で知る人影だけでもすぐわかる大木刀を横たえた野武士であった。
「ア。――兄さん」
痩せた若僧は、恋人ででもあるように、野武士の胸へ抱きついた。荒くれた野武士の手も、やさしく抱いて、何やら云っているところを見ると、これは真の骨肉らしかった。