일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

富士の山大名

一

かれがふりこんだ鉄杖は、相手の陣刀をはらい落としていた。二どめに、ズーンとそれが横薙ぎにのびたとおもうと、わッと、部将は血へどをはいてぶったおれた。

刹那だ。ズドンと弾けむりがあがった――

はッとして身をしずめた忍剣が、ふりかえってみると種子島をもったひとりの黒具足が、虚空をつかみながら煙のなかであおむけにそりかえっている。

はて? と眸をさだめてみると、その脾腹へうしろ抱きに脇差をつきたてていたのは、いつのまに飛びよっていたか武田伊那丸であった。

「お、若さま!」

忍剣は、あまりなかれの大胆と手練に目をみはった。

「忍剣、そちのうしろから、鉄砲をむけた卑怯者があったによって、わしが、このとおりにしたぞ」

伊那丸は、笑顔でいった。

富士の山大名

一

木の実をたべたり、小鳥を捕って飢えをしのいだ。百日あまりも、釈迦ヶ岳の山中にかくれていた忍剣と伊那丸は、もう甲州攻めの軍勢も引きあげたころであろうと駿河路へ立っていった。峠々には、徳川家のきびしい関所があって、ふたりの詮議は、厳密をきわめている。

そればかりか、織田の領地のほうでは、伊那丸をからめてきた者には、五百貫の恩賞をあたえるという高札がいたるところに立っているといううわさである。