후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면
野風呂の秀吉
一
きょう――あかつきの半刻ばかりの間に、バタバタとここへ集団した野陣であるから、板小屋一ツありはしない。
ところどころに鉄柱を打ちこみ、桐紋の幔幕をザッとかけたのが本陣であろう。今――このかげから四、五人の軍卒、鎖具足に血のにじんだ鉢巻をして、手に手に鍬や鋤をひッさげ、バラバラと陣屋へ駈けだしてきた。
れんげがいっぱい咲いている。
やわらかい若草が、二、三寸ほどな芽をそろえている野原を、血汐だらけな武者わらじがズカズカと踏ンづけてひとところへかたまったかと思うと、鋤を持ったものが、サク、サク、サク、と四角い仕切りをつけてゆく。と、ただちにそのあとから、鍬をふりかぶッた方が戦をするような力で、線のうちがわを、パッ、パッ、パッと土をかきだして、みるまに穴を掘ってしまった。
と――こんどは、その穴へあつい桐油紙を一面にしき、五寸かすがいでふちを止めて、ドウッと水を入れはじめる。
そのまに他のものが、まッ赤に焼けた金の棒を持ッてきては、ジュウッ、ジュウッ……とその中へ突っこむうちに、いつか、中の水は湯にかわって、モクリと白い湯気を立てた。
「できた――」
といって、軍兵たちは、むこうの陣場へかくれてしまった。