후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면
雷火変
一
龍太郎は、戒刀の杖に、伊那丸の身をまもり、すすきをあざむく白刃のむれは、長蛇の列のあいだに、ふたりをはさんで、しずしずと、鬼の口にもひとしい、浜松城の大手門のなかへのまれていった。
雷火変
一
本丸とは、城主のすまうところである。築山の松、滝をたたえた泉、鶺鴒があそんでいる飛石など、戦のない日は、平和の光がみちあふれている。そこは浜松城のみどりにつつまれていた。
伊那丸と龍太郎は、あくる日になって、三の丸、二の丸をとおって、家康のいるここへ呼びだされた。
「勝頼の次男、武田伊那丸の主従とは、おん身たちか」
高座の御簾をあげて、こういった家康は、ときに、四十の坂をこえたばかりの男ざかり、智謀にとんだ名将のふうはおのずからそなわっている。
「そうです。じぶんが武田伊那丸です」
龍太郎は、かたわらに両手をついたが、伊那丸ははっきりこたえて、端然と、家康の顔をじいとみつめた。――家康も、しかと、こっちをにらむ。
「おう……天目山であいはてた、父の勝頼、また兄の太郎信勝に、さても生写しである……。あの戦のあとで検分した生首に瓜二つじゃ」
「うむ……」
伊那丸の肩は、あやしく波をうった。