일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

胆をけした穴山一族の将卒は、血眼になって、草わけ、小川の縁をかけまわったが、もうどこにも一人の敵すら見あたらず、ただいちめんの秋草の波に、野分の風がザアザアと渡るばかり。

狐につままれたようなうろたえざまを、丘の上からながめた咲耶子は、帯のあいだに笛をはさみながら、ニッコリ微笑をもらして、丘のうしろへとびおりようとしたその時である。

「咲耶子とやら、もうそちの逃げ道はないぞ」

りんとした声が、どこからか響いてきた。

「え?」思わず目をみはった彼女の前に、ヒラリとおどりあがってきたのは、いつのまにここへきたのか、さっきまで采配をとって敵陣にすがたをみせていた小幡民部であった。

「あッ」

さすがの彼女もびっくりして、丘のあなたへ走りだすと、そのまえに、四天王の佐分利五郎次が、八、九人の武士とともに、槍ぶすまをつくってあらわれた。ハッと思って横へまわれば、そこからも、不意にワーッと鬨の声があがった。うしろへ抜けようとすればそこにも敵。

いまはもう四面楚歌だ。絶望の胸をいだいて、立ちすくんでしまうよりほかなかった。とみるまに、丘の上は穴山方の薙刀や太刀で、まるで剣をうえた林か、針の山のように、いっぱいにうずまってしまった。