일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

丹羽昌仙はきッと見て、

「ウーム、きゃつめ、伊那丸方の斥候にきおったな」

と拳をにぎったが、かれの軍学も空へはおよばず、蚕婆の吹針も、ここからはとどかず、ただ唇をかんでいるまに、鷲はいっさんに裾野をさしてななめに遠のく。

「呂宋兵衛さま、もうこうはしておられませぬ」

さすがの昌仙が、ややろうばいして腰をうかすと、いつも臆病な呂宋兵衛が、イヤに落着きはらって、

「なアに、大丈夫」

と苦っぽく嘲笑い、じッと、鷲のかげを見つめていたが、やがて、右手に持っていた金無垢肉彫りの鷹の黄金板――それはいまの塔内から引ッぺがしてきた厨子の金物。

「はッ……、はッ……」

と三たびほど息をかけて、術眼をとじた呂宋兵衛、その黄金の板へ、やッと、力をこめて碧空へ投げあげたかと思うと、ブーンとうなりを生じて、とんでいった。

「あッ」

「オオ」

と丹羽昌仙も蚕婆も、おもわず金光の虹に眼をくらまされて、まぶしげに空をあおいだが、こはいかに、その時すでに、黄金板のゆくえは知れず、ただ見る金毛燦然たる一羽の鷹が、太陽の飛ぶがごとく、びゅッ――と竹童の鷲を追ッかけた。

これは、前身悪伴天連の和田呂宋兵衛が、蛮流幻術の奇蹟をおこなって、竹童を、鳥縛の術におとさんとするものらしい。