후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면
白樺に笛吹く少女
一
「ウーム……」
と、燕作はおもわずうなって、
「いよいよ伊那丸のやつばらが、呂宋兵衛さまのあとをかぎつけてきやがったな。オオ、すこしも早くこのことを、法師野へ知らせなくっちゃならねえ」
ひらりと、屋根をとびおりた燕作、この大事に驚愕して、いまはひとりの竹童をかえり見ている暇もなく、得意の早足一もくさん、いずこともなくすッ飛んでった。
白樺に笛吹く少女
一
駈けもかけたり早足の燕作。
水車小屋から法師野まで、二里八、九丁はたっぷりな道、暗夜悪路をものともせず、ひととび、五、六尺ずつ踵をけって、たちまち大庄屋狛家の土塀門のうちへ、息もつかずに走りこんだ。
きて見ると、こなたは意外、いやのんきしごくなていたらく。
呂宋兵衛以下、野獣のごとき残党輩。竹童のあげた狼煙も、伊那丸軍の出動も知らず、みなゆだんしきッた酒宴の歓楽最中。なかにはすでに酔いつぶれて、正体のない野武士さえある。
息はずませて、門から奥をのぞきこんだ燕作、
「ケッ、ばかにしていやがら」
と、むッとして、
「おれひとりを、番小屋に張りこませておきゃあがって、てんでに、すきかってなまねをしていやがる。