후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면
二
ふたりはすぐに篝をはなれて立ち、バラバラと砦の一の柵まで迎えにかけだした。
二
ここは大将の陣座とみえて、綺羅ではないが巨材をくんだ本丸づくり、おくには武田菱の幕がはりまわされ、そのなかにあって、当の武田伊那丸は、いましも、軍師小幡民部から、呉子の兵法図国編の講義をうけているところであった。
そばには、咲耶子もいて、氷のような板敷にかしこまり両手を膝において、つつしんで聞いている。
と――、幕をはらって加賀見忍剣、
「わが君」
と声をかけた。
「おお忍剣、なんであるな」
「ご講義ちゅうでござりますか」
「いや、兵学のつとめも、ちょうどおわったところじゃ」
「では、せんこく帰陣しました山県、巽のふたり、すぐこれへ召入れましてもよろしゅうござりましょうか」
「オオ、北国と徳川領へさぐりにいったふたりのもの、日ごとに帰りを待っていた。すぐここへ呼んでよかろう」
「はッ」
幕をおとして忍剣のすがたが消えると、やがてふたたびその幕がはねあげられ、山県蔦之助と巽小文治、それに龍太郎と忍剣もつづいて、伊那丸の前へひざまずいた。
「雪中の細作、さだめし難儀にあったであろう」
と伊那丸は、まずふたりの使いをねぎらって、