일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

ましてやいま、天下に一国の領土もなく、一城の知己もない伊那丸に、安全な通路というものがあろうはずはない。

おなじ敵地をふむものなら、忍剣のいうとおり、徳川家の蟠踞する東海道こそもっとも小太郎山に近く、もっとも地理平明である。では――と相談がまとまって伊那丸は藺笠の緒をしめ、忍剣は禅杖をもち直し、やおら、そこを立ちかけたせつなである。

頭のいただきから、山嵐をゆする三井寺の大梵鐘が、ゴウーン……と余韻を長くひいて湖水のはてへうなりこんでいった。と、一しょに――これはそもなに? 逢坂山の森をかすめて、ピューッと凧のうなるがごとき音をさせつつ、斜めにひくく、直線にたかく、そしてゆるく、またはやく旋回してきたあやしいものがある。――オ、舞いめぐる空の怪物! それは丈余の大鷲だ。

そのとき、暮れなんとする春の夕空は、ひがし一面を紺碧に染め、西半面の空は夕やけに赤く、琵琶の湖水を境にして染めわけられたころあいである。空にかかった大鷲の影も、遠き夕照りをうけて金羽さんらんとして見えるかと思えば、またたちまち藍色の空にとけて、ただものすごき一点の妖影と化している。