후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
中には周囲数十哩に達する宛然一大嶋嶼の如きものもあって、しかも、海面上に屹立している部分は左程大きくはなくても、多くは、水面下に想像に絶する広さと厚さを持っているのである。これが潮に押され、漸時に速力を集めて、一国の興廃を担った連合艦隊のような偉容をもって進出し、漂流するのだ。
寒い日が続くと、驚く程南までやって来る。事実、この四月十四日日曜日の朝、タイタニック号の人々が急に低下した温度に気がついたのは、近くに氷山が在ることを示す自然の警告だった。
が、普通氷山に衝突するなどということは、航海の常識から言って鳥渡考えられない。多くの場合、氷山は海面から高く聳えているものである。時として二百呎も水を抜いている。それに昼間や晴夜は勿論、すこし位い暗い晩でも、相当の距離から船橋の見張人に眼に這入らずにはいない白磑々たる色と雄大な形を備えているのだ。実際大西洋の真ん中で氷山に衝突する危険率は、そんなことを考えるだけでも滑稽だというので、保険会社の歩合は百万に対する一の仮定だった。で、早春大西洋を横断する船舶は、屡々氷山見ゆの警報を受信しても、船長は平気で、其の儘の速度で航行を続けるのが常だ。