일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

そして何故人々はああ真剣に此の過ぎ去った神秘に就いて討議しなければならなかったか。何によってそうされたか。デュポン船長の注意から出発して、幾多の難船の例、海の不思議というようなことから、自然と話頭が動いて、其の時迄まだ世人に頭脳を絞らせていた此の有名な海の怪異事件へ話しが漂って行っただけのことに相違ないけれど、デニュウ博士ではないが、如何にも「後から思うと全く不必要な、そして不気味な雑談だった」と言っていい。「話材そのものが不気味な許りでなく、何故この晩に限ってこのメリイ・セレスト号事件にそれ程の新しい興味を感じて話し込んだか、それが実に不気味なのだ」しかも、キュヴァリエ少将とデニュウ博士を主な語り手として、其の夜エイメ号の甲板上にこのメリイ・セレスト号の話しが続いたことは、前にも言った通り、居合わせた人が皆、後で係官の前で陳述している。

ああではないか、斯うではないかと夫れぞれ名答を出すのが面白くて、この事件は、不気味乍らも、座談としては、何時も賑わうのだった。で、その晩も、エイメ号の人々は、銘めい意見を吐いたり反駁し合ったりなどして、何時までもこのメリイ・セレスト号の話しを続けそうな模様だった。