후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
船長の名をタパ・ブウ―― Tappa Boo ――といって、背中に長い辮髪を垂らしていた。内親王殿下はおどろきとかなしみのために瀕死の御病気で、船中ずっと船医の看護を受けさせられた。
一個月の航海のうち、ジャヴァのバタヴィアに寄港して、そこで四人の女奴隷を積み込む。それから亜弗利加のケエプ・タウン、つぎに聖ヘレナ、やがて暴風雨に押し流されて英吉利海岸のブリストル運河へのし上げたのだ。カラブウ内親王殿下におかせられては、このブリストル運河で、申すも畏きお身をもって闇夜ひそかに御脱船遊ばされたのである。
――と、葡萄牙人マニュエル・アイネッソが御通訳申上げた。
マンデュ王朝の花と謡われたカラブウ内親王殿下――そういえば、はじめから※(「藹」の「言」に代えて「月」、第3水準1-91-26)たけたお方であった。というので、ウオロウル家では急に下へも置かないもてなしである。なおよくアイネッソを通して伺ってみると、殿下はスマトラをはじめ諸島の風物、生活状態など、下情に通じて微細に御存じである。一同恐懼していると、気軽な殿下は、即座に英吉利までの航海図を描いてお示しになった。