후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
はその足でレジナ町を後にした。そして、午前十時には、市外二哩の地点で、丁度来かかった Davidson という行商人の自動車に乗せて貰って、デエヴイン村まで行った。ここで「彼」は、一軒の百姓家の裏口から、青いオウバオウルとカアキ色の襯衣を盗んで、其の場で着更えた。この服装の青年を、午後ヴァイバンク村へ自動車を走らせていたウイルカックスという人が、路上で頼まれて同車を許し、三哩南方のアルコラ村まで運んでやっている。同夕五時、「彼」はまた Isadore Silverman なる者の自動車に同乗を乞うて、今度は一気に三十哩ほど南下した。こうして、国境を破って再び米領へ逃れ帰ろうとしていたのだ。
妙なことには、その時自動車のなかで話し合っているうちに、このシルヴァマンと「彼」が意気投合して、十三日月曜日の夜、それから翌十四日はデロレインで一泊、そして十五日水曜日にボアシヴェイン村で別れるまで、ホテルも同室を取り、二人仲好く旅行しているのである。ホテルの宿帳には「彼」は達者な筆で Virgil Wilson と署名している。シルヴァマンは鉄屑商で、三日一緒にいる間、「彼」