일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うんせききこう

柳宗悦 民藝紀行

柳 宗悦

柳 宗悦의 柳宗悦 民藝紀行(うんせききこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,050자 · 276화면

아오조라 문고

それよりも南部の人たちの家庭にはなくてならない品物である。

「この村は不思議な村です。日清、日露の役に随分兵隊を送りましたが一人だって戦死者が出ないのです。こんどでもきっと一人も死なないでしょう」。それは昭和十三年のことであった。村の人がそういって吾々に話しかけた。何か運命について疑いを有たない信心が見えた。

「おしら様をおがませて頂けないでしょうか」。吾々の仲間がそういい出した。「おしら様」というのは、神秘な土俗的な神様で、陸中のある村ではこの信仰がまだ厚い。人間の運命を司る世にも不思議な力であって、誰もこの神を怖れ崇める。

「他人様にお見せすべきものではありませんが、貴方がたには特別お出し致しましょう」。そういって主人が奥の方へ入った。暫くして携えて来たのは、新しい筵である。吾々に縁に腰かけるようにと持ち出したのだと考えた。だがそうではない。おそるおそる不思議なものを抱えてその筵の上に座らせた。丈は一尺ばかり、細く裂いた布が、総のように上から垂れ下り、それがほとんど丸い形にまでふくれている。聞けば年毎に一つずつ裂布を、お着せするというから、おそらく百余年もたっているに違いない。