후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
二
「ばかを云え。なんだ平家が。なんだ侍が。世の中は弓矢ばかりで廻っちゃいないぞ。黄金の力はだれが廻しているんだと思う。――行くなっ、ここの一軒ぐらい。――いや京都中の妓ぐらい、おれが子指の端でもみんな養ってみせてやる」
二
潮音は泣いてしまった。
「……無理ばかり云って」
と、わが部屋にかくれると、吉次の部屋へ洩れてくるほど、いつまでも啜り泣いていた。
「おもしろくない」
吉次は、手枕かって、寝そべっていたが、耳についてならないとみえ、むくとまた、起き上がって、
「行って来いっ。そんなに、泣きたいほど行きたいなら」
と、どなった。
彼方の部屋の帳の陰で、
「行きません」
と、泣きじゃくりながら強く逆らって、潮音が云うと、
「行って来いっ」
と、またどなる。
「行きません」
「行けと云うに」
「知らない……」
「そんなら俺から先に出かけてやるっ」
吉次は、癇癪まぎれに、翠蛾の家を出て、どこという的もなく、大路をぶらぶら歩いた。
瑤々と簾をゆるがしてゆく貴人の輦がある。夕風のなかを美しい魚のように歩く美女の群がある。小薙刀を小脇に左の手に数珠を持って織屋の門に立ちのぞいている尼さんがある。