일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면

아오조라 문고

山まつり

一

けれどその光厳は、世間に原因の知れない自殺をしているので、下手に云い出せば、云わないより悪い結果になるかも知れない。

――世間へ抛り返してやれ。

と、ご託宣の出たからには、痛い思いぐらいはあっても、生命にはかかわるまい。――そう考えて吉次は眼を閉じていた。やがて自分の身は誰かに担がれ、疾風のごとく、谷川をとび沢を駈け、断崖をのぼり、雲間に漂わされているような心地だった。

翌る朝。――貴船神社の宮守や里の者は驚いた。鳥居わきの喬木の梢に、緋の古法衣につつまれた人間が荒縄で吊り下げられていたのを仰いだのだ。勿論、天狗の怒りにふれた人間として、禰宜は神殿に駈けこんで御灯しを捧げ、半刻のまつりをしてから大勢して樹からそれを下ろした。

山まつり

一

その年の秋。――奥州の吉次はもう国元へ帰っていた頃である。

鞍馬谷に異変が起った。近郷の者すら何もしらないまに、六波羅の兵が三、四百人も桟敷ヶ岳や雲ヶ畑から入りこんで、僧正ヶ谷をつつんだのである。

天狗の鬨の声と、人間の鬨の声とが、谺して戦い合った。

その後、里の人々は、

(天狗の首がたくさん曝された――)

と、わざわざ遠い加茂の上流まで見に行った。