후리가나로 읽는 일본 고전
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みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
その間、ぽかんとしているつもりだから」
「心得ました。秀衡様へも、館のご一族へも、吉次がよいように申し告げまする」
「そのかわり、わしが大きくなったらば、わしの名を用いて、そちも大きな利得をするがいい。小慾はかかぬがよい」
「吉次はずいぶん大慾のつもりでおりましたし、肯かない男を以て自分でも任じておりましたが、あなた様には、どうやら骨抜きにされたようです」
「あ。相模の海が見える。……伊豆の島々も」
九郎はもう吉次の繰言には答えもせず、虹いろに霞んでいる伊豆半島の山を空を、じいっと、飽かぬ眸でながめていた。
異母兄頼朝の配所。
伊豆の蛭ヶ小島とは仄かに聞いているが、その蛭ヶ小島とはどのあたりか。
母のちがう異母兄。まだ見ぬ異母兄。
九郎義経なる異母弟があるかないかも、ご存知か、どうか。
「……でも血はひとつだ。わしも亡父義朝の子だ。またおそらく、志もこの九郎とちがうことはあるまい。おなつかしや、兄者人。――きょうここの足柄道を、あなたの異母弟九郎は東へ越えてゆきます。いつかきっとお目にかかりましょう。その機縁は、亡き父や源家の先祖たちが、きっと導いてくれるに違いありません」