일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면

아오조라 문고

七

政子は、父の文を披いた。

牧場の妻の萱を使いにして、父の時政は、たびたび、ここへ便りをよこした。

表向きは、当然、義絶も同様――あれ以来、父と呼ばせないと、憤っている体にしてあるむすめではあるが――時政の愛には、変りなかった。

いや、むしろよけいに、親としての憐れみで、愛しさは強く深く、明け暮れに政子の身を気づかっているらしいのである。

で、便りのたびに、きっと書いてある事は、

――変りはないか。

そしてまた、

――短慮をすな。じっと、時の到るを待て。

といったような事だった。

もし政子が、絶望を抱いて、自害でもしはせぬか――それをのみを彼女の父は、いつの手紙にでも、ひたすら惧れて、時節という事を、書き忘れていなかった。

ところが、きょうの便りには、それがやや具体的に書いてあった。世間のうわさも、だいぶ薄らいできたという事。また、相手方(山木家)の感情も、ひと頃ほどではなく、従って、自分の考えているように、徐々と、事件の解決も見込みがついて来た――というような事などが、いつもながら、

(短慮すな。短慮すな)

と、言外に諭しながら細々認めてあった。