후리가나로 읽는 일본 고전
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みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
――父は世間へ怒って見せながら、裏では、わたくしの身を、庇ってくれておりまする。山木家へ輿入れの夜から今日まで、こういうふうに、事の運んで来たのも、よく考えると、わたくしの勇気というより、何だか、父の目企んでいた通りの道を、父に庇われながら歩いて来たような心地のするくらいです。……ですから、貴方のお心さえ定まれば、父もお味方として、いつでも起つにちがいありませぬ」
「それは、宗時からも聞いた。……しかし、わしは伊豆一国だけを見ておるのではない」
「…………」
「女子には見えない。時政にも見え限れまい。この広い天下のうごきを見極めずして頼朝は起てぬ。……お汝たちは、何というても伊豆そだちよ、まだ眼が狭いというものじゃ」
ふたりはそれからもかなり長い間そこに語らい合っていた。けれど、その話には、恋の蜜もなかった。――頼朝にとっても、時政にとっても、恋は第二義であった。ただ政子は女性であるがゆえ、父よりも、頼朝よりも、純粋であった。初めから生命がけであった。
白衣の使者
一
配所の柿は、あらかた配所の者がたたき落しては喰べてしまった。
手も竿も届かない梢の先に、真っ赤に熟れたのが二つ三つ、鴉の為にでもあるように残されていた。