일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면

아오조라 문고

――よくぞ生きて。

と思われる日を送って来た。そして、こういう境遇になってみると、自分が生れながら深窓の姫そだちや宮仕えの女でなく、幼い頃は深草の田舎で麦を踏み籾を搗き、十か十一の頃には、頭に籠を乗せて、野菜や果物を売りに、京の町々を歩いたような生活の味をも過去には知っていた事が――今はかえって倖せに思われるのであった。

そうした賤の女が。

常磐は、日頃も思う事には。

雪の日は和歌に暮れ、月の夜は香を聴き、花の昼も恋の何のと、優雅やかな事ばかりを、この世の常と考えている人たちの中へ、ふと、九条の女院へ雑仕女として拾われてから立ち交じって、その上にも、思いも望みもしていなかった源義朝などという武運の長者に愛されて、

(あれ見よ、やぶ椿が、瑠璃の花瓶に挿けられて、長者の几帳の側に置かれた事よ)

などと、以前の友やら身寄りやらに、嫉妬まじりの陰口を云われている間に、いつか頭殿とは、三人の子を生す身となっていたのである。

まったく、娘ごころも知らぬ間に――であった。

だから元より、和歌の道とか、香を聴き分ける事とか、そういう上たちの風雅も知らねば、難しい書読む知識も持たなかった。