후리가나로 읽는 일본 고전
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みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
二
兵衛佐頼朝、其後モ生存アツテ、武総ノ隅田河原ニ陣シ、千葉、上総、甲信、武相ノ諸源氏ヲ語ラヒ、兵員三万余騎ト聞エ、ソノ勢逐日熾烈。
と、ある諜状を手にすると、勃然と怒りを東へ向け変えて、日頃、唾棄している都の現状や一門の繁栄を擁護する権化となって、すぐ討伐の軍議を命じた。
二
嘘みたいに皆思った。
信じようとしても、信じられないのである。
石橋山から行方知れずになった頼朝が、わずか一ヵ月の間に、総勢三万余騎で、隅田川をこえ、大井をこえ、徐々、西上して来る形勢だという。
いや。それどころでない。
次々と、情報のはいるたびに、三万騎が五万騎となり、七万騎に近いといい、果ては、十万余騎の軍勢と伝えてくる。
「ばかな」
「あわて過ぎておる」
「理に合わぬ事ではないか」
理に合わなければ、彼等は得心しないのだ。しかもその理論は自分たちの観念を基数として立てたものでなければ肯定できない。
いつしかそういう習性を以て最も優れたる階級の上にあるものと自分たちの知識を誇っていた。
――それと。
もうひとつ、彼等の知性のうちには不思議な病症が漾っていた。
それは。
驚かない!