후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
と、前なる山の鬱蒼や、木の間に澄む秋空をしばらく仰いでいた。
「静かだのう」
諸将を顧みながらまた呟いた。そして地上に眼をうつした。山清水のにじみ出している其処此処に、小さな池が幾ヵ所かできていた。池には蓮の葉が破れ、赤い沢蟹が戯れていた。
「――祖先、頼義公も、義家公も、また亡父義朝も、この道を何度かおひろいなされた事であろう。わけて義家公には、この宮の祠前で元服なされたので、八幡太郎と名のられた。今頼朝また、ここに詣でて平家を亡ぼさん畢生の願をかけ奉るとは」
心あるもののように、全山の樹霊は青々と喊の声をあげて揺れていた。黄いろ葉、紅の葉は梢を離れて舞ってくる。――頼朝は、歩を移して、池から池へながれて行く小川に寄って手を浄めた。
そこへ、急な使いが来た。
伊豆の秋戸郷から来た侍だとある。頼朝は秋戸と聞くと、
「ここへ呼べ」
と、そのまま待った。
使いの侍は、余りの晴れがましさに遠く平伏したきりだった。御台所のご書面を携えて参りました者ですと云う。眼くばせして、頼朝は、畠山重忠の手を経てそれを受け取った。
――なつかしや妻の文
と、顔にもそれは現れていたが封はひらかず、肌に納めてただ一言、