후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
せっかく黄金の蔓をひいて来た福運を、初春早々、追い払う阿呆があるか。飛んでもねえ馬鹿者ぞろいだ」
罵りながら、もう起って、たちまち脱ぎすてた衣裳や太刀を纏い直し、
「ここを追われて行ったからには、大和の龍門にいる身寄りしか、他に頼ってゆく家はない筈だ。……乳呑みを抱いていたか、幼子を手に曳いていたか。よしっ、まだ遠くへは落ちまい」
ひどい意気込みなのだ。彼の妻でさえ、その肚は覚れても、呆っ気にとられた程である。
深草村から大和路の方へ、彼は急ぎに急いでいた。追いつけずに見失う事よりも、無力な常磐母子が、苦もなく人手に落ちることを惧れてである。
鳥羽蔵の懸命が、ついに、常磐の姿を見出したのは、その夜も過ぎて翌日の午近くであった。
路傍から少し横に這入った杉林の中の氏神の縁に、彼女は、疲れ果てた二児をなだめ、牛若に母乳を与えていたところだった。
「おう、いたか。……姪よ、無事でいてくれたか」
鳥羽蔵は、そこへ駈け寄るなり、さもさも胸いっぱいの情愛を洩らすように呼びかけ、そして、無心に母の側で遊んでいた乙若を、
「和子様も、ござったの」
と、いきなり抱き上げた。