후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
三
三
こうも早く、自分たちの没落が迫って来ようとは、平家の誰も思わなかった。
ことしの四月頃には、まだまだわが世の春と、うららかに、酔っていた。
義仲征伐に、北陸へ向けた維盛や忠度からは、
「戦えば、勝つのみ」
と、いつも連戦連勝が報じられて来るし、鎌倉の頼朝は、あれきり東国にいてうごく様子もないし――と。
それが、礪波山の一戦で、義仲の奇計に、いちど敗地にまみれてから、形勢は急転直下、変ってしまった。
逃げ足立った平家軍を、追いに追って、木曾勢は、加賀、越前を突破して長駆、近江まで追撃をゆるめずに来てしまった。
――と、思うまに、この月二十二日には、もう湖水を渡って、叡山に拠り、平家一門の屋根を、眼の下に見て、
「もう、いつでも」
と、攻略の手配を完全にととのえて、それから二、三日の余裕すら示している敵であった。
維盛、通盛、忠度、資盛などの諸大将も、今はすべて洛中へ逃げもどって、
「どうすればよいか」
を、宗盛以下の一門へ諮ることしか知らなかった。
――知らなんだ!
今となって、彼等は、ため息ついて、後悔の臍ばかりかみ合った。
つい目と鼻のさきに、朝夕栄華の日の手枕にも眺めていた叡山の大衆までが、