후리가나로 읽는 일본 고전
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みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
梅月夜
一
「お暇しましょう」
「そうですか」
先に立って、
「では、南廊の口まで、お送りしましょう」
遠くの屋に、笙や金鈴や鼓や笛の音が聞える。禅尼は、悄んぼりと泉殿の住居へ帰って行った。
禅尼を見送ってから、清盛はひとり橋廊下の角に佇んでいた。東山いったいの眺めは、ここの館の為にあるようだった。北苑を見やれば、加茂の川岸まで、薔薇園の広芝に明るい陽がほかほかしていた。
ぽーん
ぽーん
うららかな音がする。公達たちがまた、鞠を蹴っているのであろう。小松のあいだから時々高く鞠が揚がる。
三男の宗盛やら、従兄弟の経正やら、彼の蔓に生えているたくさんな一族の子等が、鞠を追って、夢中に転げているのが見えた。
「――馬鹿あっ!」
正月このかたのご機嫌は、とたんに一変していた。侍側の家臣も、胆をつぶした。恐らく清盛の頭には、池の禅尼のことばでも、思い出されていたのではなかろうか。
「弓でも射よッ。馬にでも乗り馴れろっ。わいら、公卿の子か!」
梅月夜
一
宗清は、何処からか今、帰って来た。
乗馬が汗をかいている。
五条松原の末を出端れると、馬場があるから、そこで一鞭当ててきたのであろう。