일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

胸や口のまわりには、田楽の味噌だの、黄粉だの、あまくさい蜜糖の粘りだのがこびりついていて、いかに、かれの胃袋が、きょう一日をまんぞくにおくっていたかを物語っている。

のみならず蛾次郎は、目のかたきにしている竹童にたいして、いま、大なる優越感をもっている。

「竹童のやつめ、さぞいまごろは、クロを盗られて、メソメソしているだろうな。まっ黒な富士の裾野で、まぬけな面をしているだろうな。

このおれさまはどうだ! 日本中クロを乗りまわしてきて、いまは、天子さまと同じ都の土をふんでいるんだ。九重の都をよ!

どうだい、蛾次郎さまの光栄は!

食べたいものをウンと食べたぜ。見たいものもウンと見たぜ。だからおいらは踊るのさ、踊らずにはいられないや。ワーーイだ、ワーーイ! ワイ竹童、ざまをみやがれ!」

こんな気分が、かれ蛾次郎の歌となり、舞躍となるのであった。

ところで、有頂天の蛾次郎が、いま、なんの気なしに林の中をおどってくると、なんだか、ぬらりとしたものが鼻の頭をなでたのである。

「おやッ?」

と思ってさわってみた。

どうも人間らしいのである。しかし、今晩は、とはいわなかった。